落下する夕方








華子は側から見たらとっても図々しいのだけど

華子に関わる人たちはみんな彼女が好きで

というより、彼女が自分の生活の中の空気、動かない寒天のようになっている。



声色の全く変わらない おはよう

一向に増えない部屋の荷物

コップに差した長ねぎ



華子がいつも聴いているつまらないラジオ

終わる時の寂しさが心地いいんだとか。





落下する夕方を読了しました。



「落下する夕方」
江國香織
角川文庫
昨日はバレンタイン

大切な人にチョコレートあげれましたか?


2019/02/15  柑

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